2000-03-09 第147回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
そのロイヤル長官の演説の直後に、まさしくフォレスタル国防長官の指示によりまして、陸軍省で日本の再軍備計画、「日本の限定的軍備」という文書が作成されるに至っているのではないかというふうに思うんですが、このフォレスタル長官のその当時のこういう指示の背景は何でしょうか。それまでのアメリカの政策がやはり明確に転換をしてきているということを背景にしてということだと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
そのロイヤル長官の演説の直後に、まさしくフォレスタル国防長官の指示によりまして、陸軍省で日本の再軍備計画、「日本の限定的軍備」という文書が作成されるに至っているのではないかというふうに思うんですが、このフォレスタル長官のその当時のこういう指示の背景は何でしょうか。それまでのアメリカの政策がやはり明確に転換をしてきているということを背景にしてということだと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
もちろん、このことばは、当時マッカーサー元帥が、日本よ、中立を守れ、アジアのスイッツルたれと言ったことばの裏づけをする意味でロイヤル長官は日本の原料と食糧問題に触れたのでございます。三矢作戦その他にあらわれました防衛庁ボーイたちの落書きは別といたしまして、国の安全保障を考える私どもにとっては、軍事技術のほかに、食糧と原料のことを忘れてはならない。それに対して孫子はこう述べております。
○木村禧八郎君 一九四八年一月六日に、サンフランシスコでロイヤル長官が演説をしているわけですね。それは記録はあると思うんです。それは日本の非軍事化と経済自立に関する演説をしている。その中でこういうふうに述べているんです。その占領政策の最初の目的は、「日本の侵略の防止、すなわち武装解除による直接の防止と、再び侵略戦争の精神を発展せしめないような種類の政府の創設による間接の防止とであった。
ドッジ氏がこういう証言をしておるのですから、それからさらにドッジ氏だけでなく、ロイヤル長官、あるいはマッコイ少将のあの当時の証言を冷静にごらんなさい。冷静に見れば、どうしたってこれは贈与と解釈せざるを得ないような、あのころの状況から判断してそういう解釈をせざるを得ないのですよ。
たとえばロイヤル長官が演説しております。ロイヤル長官は、最初アメリカ軍の占領政策として、徹底的に日本から武力を排除して、日本がアメリカに対する敵対国とならないようにまずするということが、占領政策の最初の目的であった。しかしながら、こういう意味のことを言っているのです。
○木村禧八郎君 今、ロイヤル長官は、私が述べたようなことを言ってないのですとおっしゃいましたが、ロイヤル長官は、一九六一年一月六日サンフランシスコにおいて演説してるんですよ。その内容を私は紹介したのです。その点、そういうことは言ってないというお言葉、何を根拠にしておられるのですか。
さらにくどいようですが、一九四九年の二月十六日、ロイヤル長官も、「第三次世界大戦が起きたら、もう日本をアメリカは守ることはできぬのだ。六十日基地だ。」そのころですら六十日基地だ、こう言っている。ハンソン・ボールドウィンですら、「なぜ沖縄を日本から離して、アメリカの領土としてアメリカは軍事基地を持つという形を取らなんだか。万一、米ソ戦争が起きたら、日本に長くアメリカ軍を駐留することはできない。
たとえば一九四八年にアメリカのロイヤル長官が、新しい極東における全体主義の脅威に対処して、日本の完全非武装化というものに再検討を加えて陸軍兵力を建設しなくちゃならぬ、こういう動きから、そもそも憲法の問題についても検討を加えるきざしが出てきたことは、これは明らかであります。その後たとえて申しますと、一九五〇年に警察予備隊ができた、要するに朝鮮事変を境として警察予備隊ができたわけです。
○中田吉雄君 これは是非読まれることを希望いたしますが、ロイヤル長官が一九四九年の二月一日から二月七日まで日本、朝鮮、台湾等を見て、米ソの世界戦略から見て、日本に若し事態が起きたときに、日本の戦略価値如何という問題をあらゆる角度から検討して、これを忠実に虚心に読んで見ても、もう起きたら駄目だ、アメリカの安全の保障にはなるかも知れんが、もう起きたら日本の安全は保障できない、起さんようにすることが必要なんだ
○中田吉雄君 官房長、この作戦の問題ですが、作戦といいますか、私木村長官おられるときに是非申上げたいと思つているのですが、私の持つていますこのロイヤル長官が日本に来まして、日本の戦略的な地位をあらゆる角度から検討して私そのコピイを持つていますが、それによると、これは非常に参考になると思うのですが、来た時が若干前ですから、その後原子兵器等の発展もありますが、それによるとこういうことを書いておるのです。
例えば一九五二年ですか日本に来ましたロイヤル長官の戦略的な地位に関する検討、或いはウオルターリツプマン或いはハンソンボールドウヰン等の見解を以てしましても、日本には外国軍隊の駐留なしにも中ソ両国の侵略は不可能あるというような見解を取つているわけであります。そういう一般的な見解から我々は軍事基地に、そして外国軍隊の駐留に反対するものであります。
それからアメリカ人がそう言わないまでも、アメリカには、これは朝鮮戦争勃発前でありましたが、ロイヤル陸軍長官が申しましたように、日本撤退論と申しますか、極東から手を引くという孤立主義的な考えは依然としてあるのでございまして、もし朝鮮の停戦でも成立して、平和が実現いたしましたら、ロイヤル長官式の考えはやはり相当プリヴアレントして来るのではないかと思うのであります。
維持工事関係の三百九十七号から四百四号までにつきましては、その当時のことを思い起して見ますと、四月一日から新らしい年度の切替えを期といたしまして、軍のほうにおきましても、維持修理工事というようなものにつきましては、全面的に方針を変える、その当時たしかロイヤル長官とかドツジさんあたりが来られまして、軍のほうにおきましても非常に節約の命が出たのであります。
かつてロイヤル長官の時代におきまして、日本はアメリカの防衛拠点としては価値なきものであるというような言説が行われたこともありまするし、これに加えてアメリカの輿論というものは、常にねこの目のごとくかわつてしまう、こういう点に考え合せまして、この條約は将来もし日本に軍備が――もしではない、まあできるでありましようが、軍備ができましたときにおきましては、この條約を修正する必要があるのではないかと考える次第
かつてロイヤル長官は不用意のうちに、日本は米国にとつての戰略基地として価値なきものであるという口吻を漏らしたことがあります。彼らの西欧防衛第一主義の主張と考え合せてみますと、そこに多くの疑問を生ずる余地があるのではないかと思う。政府のこれに対する判断、すなわち再武裝を強制しないということ、また日本が希望するならば、講和後に日本本土と周辺に軍隊をとどめてもよろしい。
第一の平和保障の問題でありますが、これはロイヤル長官の新聞への談話でありますか、意見発表からいろいろ問題になつて、それが取消されて見たり、或いは反対論が起つたりして、いろいろ世評もございましたが、私は先ず第一に世界平和の保障ということは、結局世界の文化といいますか、世界の輿論の保障ということに大体基礎を置くべきものではないか 今日までは軍備を以て、兵力を以て平和の保障にいたした時代もありますが、今後
為替の問題は過般ロイヤル長官が参りまして、急速に展開をいたしまして、ことに経済安定九原則の実施に不可欠なる問題として取上げられておりますので、日本の経済の今後の安定のために、最も好適な高さにおいて決定されんことを私どもは切望いたしておる次第でございます、かような意味におきまして、経済安定本部におきましても、今後の日本の産業の安定、さらに復興の計画に対しましてのいろいろな資料を提供いたしまして、ドツジ・ミツシヨン
本年度の予算の形態と申しますものは、從來の予算の形態とは非常に異なつた形として現われておりますので、これは先般ロイヤル長官が参りまして、ドツジ・ミツシヨンが残りましていろいろと日本の財政上の問題を檢討いたしました結果、飽くまで均衡健全財政を基調といたしまして、先ず日本の経済の安定第一主義というところに構想が持つて行かれたような次第でございました。
それではなくして、逆の計画を作つて、即ちそれなくしても自立するという計画を作つたときに、民間資金なり或いは政府資金なりが却つて余計入つて来るという基礎ができるので、そこのところは先日ロイヤル長官の日本に対する軍事的な言葉として述べられて、それが嘘である、間違いであると言われたこと、そのことが仮に間違いでありましても、そういう話が出るということには、やはりアメリカとしては基礎があると思いますから、経済
今春のロイヤル長官の戰略論議は、いろいろな意味におきまして日本國民にとつて異常なシヨツクでありましたが、その結論は、結局マ元帥と同じく、日本が永世局外中立の國として平和と文化の道を進むべきことを示したものでありました。考えて見ますると、すでに原子爆彈の発見によりまして世界史は一変しつつあります。
この新聞報道の経緯は御存じの通りでありますが、トルーマン大統領並びにロイヤル長官の否認声明によりまして、一應この問題は収まりましたものの、日本人の心の底に一旦惹き起されたところの疑念はなかなか去ろうとはしないのであります。
ところが御承知のごとく、過般ロイヤル長官が参りまして、同行して参りましたドツジ公使が日本に滯在いたしまして、あらゆる面から日本の経済状態、財政金融の関係を檢討いたしました結果、新聞にでもすでに皆樣方御承知のごとく、非常に強い意向が出て参りまして、即ち今日日本の復興は生産が増強をしているけれども、その陰には全部國の財政の赤字で以てこれを補つているじやないか。
殊に只今ロイヤル長官が先般参りまして、マツカーサー元帥の経済最高顧問といたしましてドツジ氏が残つております。これはここ暫くの間は滯在をされると思います。これが非常な專門家でございまするので、お手許にいろいろ資料を只今取入れましていろいろな檢討を図つております。